2015年09月04日

企業誘致は正規雇用を前提に。

1日から3日まで農政産業観光常任委員会の県外視察調査にいきました。
観光地めぐりような視察にはいきません。
今回の視察先は観光地めぐりはなく、
と言っても「うーむ。山梨の役にたつのかなあ」というところでしたが、
逆に山梨にとってはこれは無理だということがわかればいいかもと思って参加しました。

その典型が佐賀県鳥栖の物流センターの視察でした。
自民党系議員から中部横断道開通によって物流センターの誘致をと本会議でたびたび質問がだされていました。

鳥栖は九州の交通の要所。高速道のクロスポイントです。ここまでは「山梨でも」と思えますが、
決定的に違うのは、空港、港が近いのです。
そこから大量のモノが運ばれ、集配スポットとして鳥栖にあつまる、物流センターなのです。
山梨とは条件があまりに違うのです。

そしてもっとも関心したのは、佐賀県の企業誘致の方針です。
佐賀県も人口を増やしたい。若者が県外から帰ってこない。なんとかしたい。
雇用の場を確保しなければ若者は帰ってこない。
雇用の場は正規雇用でなければ、県外に出て行った若者が佐賀に帰ってこない。

だから企業誘致で正規雇用600人増やすという方針をきめたのです。
非正規雇用が多いコールセンターや雇用をほとんど生まない太陽光パネル関連はお断りしているそうです。

すごーい。徹底している。
コールセンター誘致なら非正規雇用がドバっと増える。
数が増えても正規雇用に結びつかなければ、若者の定着にならない。

ちなみに物流センターではどうでしょうかと聞いたら
「残念ながら、物流センターはほとんど非正規雇用です。」と答えてくれました。

正規雇用は増えても住環境や教育、医療などのくらしの整備がなければ定着しないのではとの質問に
「そのとおりです。」と回答されました。
ほんとかどうかわかりませんが、
「佐賀県では入院ができないということをききません。たらいまわしされたということがないのです」と佐賀県の担当者は胸を張って答えていました。

山梨県の企業誘致の方針に正規雇用を増やすという視点はありませんね。
正規雇用でなければ人口は増えない。
若者は帰ってこない。
「企業がくればいい」では100万人やまなしにはならないのです。

山梨に物流センターをという思惑での視察だっと思いますが、まったく逆の視察結果でした。


九州大学の燃料電池の研究施設も視察しました。
燃料電池といっても、製品化するには材料、材質の研究が欠かせないということも知りました。
その中で「水素ステーションはおそらく4億から5億かかりますね」と教授がこたえました。
ええっー。
ステーションの安全性のためには頑丈な施設か必要です。
もちろんセルフというわけには日本ではいかないそうです。

水素と酸素の化学反応からエネルギーを作り出すということは、また水素や水に戻して蓄えることができれば、ずっーとまわっていく??
そんなに遠くない、未来に化石燃料をまったく使わないエネルギー社会になるかも??

視察成果を議会活動に生かしていきたいとおもいます。
20150902ツユクサ.jpg

posted by こごし智子 at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月01日

決算委員6人も削る?重度障害児医療費窓口無料復活を! 人口ビジョン100万から75万に大幅後退

日が変わったので、昨日のこと。いろいろありました。
後藤県政も県議会も何やっているんだ!

午前の議会改革検討協議会(私は出席認められず、傍聴)で突然議長が決算委員を18人から12人にしたいと提案。
他の議員連盟や政策委員会で忙しいから、決算委員会やると専念できないからですという理由。

決算委員会は議案として採決しなくてはならない特別な委員会。政策提言の委員会とは別格の委員会です。
県政をトータルに把握して、税金の使い方をチェックする大事な大事な委員会です。
それを委員縮小とは、またしても議会改革に逆行している。

午後、重度障害児の医療費窓口無料の復活求める県への要請に同席。
35000を超える署名を提出。
甲斐市や上野原市で独自に復活すると表明している。
すべての自治体で復活してほしい。
それには県がやればいいこと。
各自治体にも要請するけど、本丸は県だ。

障害福祉課は「差別だと思う」と認めた。
でも復活はしないという。
矛盾してないか。!!
県が復活しても国からのペナルティー負担は数百万円ですよ。
リニアなどには湯水のように税金使っても重度障害児のための数百万円は負担しないんですか。

今回4、5人にしてくださいと要請に人数制限された。
何人来られても、何回やっても同じですよと。
カチンときたが、会のみなさんの冷静な判断で、せめて10人にと2か月も前にお願いしたのに、
「こんなにたくさんで来たんですか」ときょうも言われた。12人なのに。
当初の要請場所は名前もない部屋だった。(倉庫みたいな)
お昼に突然場所変更の連絡。普通の名前のある部屋になった。
なんだかやあな感じ。
それでも県が復活するというまで来るからね。

9月議会の議案説明
出た、出た。人口ビジョン案。
つっこみどころ満載の苦し紛れの100万人。

100万人の定住人口が75万に大幅ダウン。
どういうことだ。あれだけ100万って言ってたじゃないか。

リンケージ人口と合わせて100万と、なんだか煙に巻かれた説明。
リンケージってなんだ??
二地域居住と県出身者の帰郷と観光客をリンケージと定義するようだ。
山梨への経済貢献度や愛着帰属度が概念だそうです。

そんなこと言ったら私は東京も長野も(出身県)こどもたちが住んでる県にも人口でカウントされるの??
住民票おいたまま県外の大学に行ってる人はどうなるかの?外に出て行ってる分を引かなきゃ理屈があわないよ。
観光客は外国人が多いから、山梨県リンケージ人口は外国籍の人が増えるよ。
こんな考えでいくと日本の人口は爆発するくらいの数字になる。

それよりも定住人口どうやって増やすかだ。2060年に75万人って大変な数字です。
国の試算では64万なのに10万人も多いんですよ。
山梨県の希望出生率が1.87だから2025年にはその数字にしてと計画してある。
今の出生率1.43ですよ。あと10年でどうやってふやすのですか。
子育て施策がない。これが最大の欠陥。
今10歳の子が20歳になるということ。その人口がそもそも少ないから1.87になっても人口は増えていかないのじゃないの?

ああホントにこのビジョン、どうなるのでしょうか。
100万にむりやり、なんとか、つじつま合わせた数合わせ。
「今日の山梨の人口」とか表示するのかしら?
後藤知事の最大の施策がこれではねえ。
県民はしらけちゃいます。
20150901バラ.jpg

posted by こごし智子 at 01:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする