2016年11月29日

一部勝訴 一部棄却の県議海外視察住民訴訟

良かったような、残念のような、なんとも評価しがたい判決でした。
政務調査費(現政務活動費)を使った、県議の海外視察の住民訴訟第2弾の甲府地裁判決は一部は返還せよ。
一部は訴えを棄却でした。

フランスの視察はさすがに観光旅行同然で、世界遺産のモンサンミッシェルに何の目的で行ったのかあいまいのままでした。
「ゴミ問題とか、トイレの問題について、モンサンミッシェルの何が参考になるのですか」の証人訊問での質問に
「モンサンミッシェルにゴミがあったかどうか把握していません」と尋問で答えていたくらいです。
全額返還しても当然です。

他の3件の視察はなぜ棄却なのか。納得いきません。
観光地をめぐっていても、全体として視察であったとしてセーフみたいな判決です。
それじゃあ、なんでもありになってしまうのではないのか。

半分勝ったけれど、半分は納得いかない判決でした。

でも、地裁段階で一部勝訴したのは前回の訴訟とは違います。
「税金使った観光旅行はダメ」が当たり前になってきた。
その先進的判決を勝ち取ったのは、山梨県のこの運動をつくってきた原告の皆さんであり、応援してきた、県民のみなさんの力です。
今回「11人に560万円の返還を」と判決が出たことは運動の大きな成果だと思います。
同時にまだまだ県議の視察とはどうあるべきかが問われ続けていると思います。




政務活動費をめぐっては現在策定中の議会基本条例でも条文に
領収書のホームページでの公開、後払い制、第3者機関のチェックなどを明記すべきだと私も、他の委員からも発言が相次いでいます。

政務活動費は議員の調査研究活動に必要なものです。
お金がある人しか議員になれないのではなく、議員は調査活動をしっかりできるように必要なものです。
政務活動費の使途について、議員の説明責任がとわれます。
今回の判決もうけて
政務活動費の使途の明確化、情報公開、透明性の確保と、
改善が必要だと思います。

posted by こごし智子 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月25日

山梨県の議会基本条例には「反省」の文言が必要だと思います。

あきらかに後退です。
トーンダウンです。
議会基本条例が「骨抜き」になってしまいそうです。

前文にあれだけ「反省」の文言を入れたほうが良いと論議は大勢だったのに、
プッツンと「かかなくてよい」と最大会派が言い始めた。
私はしつこくも
「では委員長案に対して、検討委員会の中では反省の文言をいれるべきという、さまざまな意見があったことも意見聴取会の資料に入れてください」「議会の中にはこういう意見もあったんだと県民にしらせてほしいのてす。」と発言、提案した。
このままではあまりに情けないからだ。

私も、そして共に「反省」を入れるべきと主張する4人は何度も発言し、くいさがっている。
一方残る5人(自民党会派)は議長案に何の意見もなく、このままでよいと、条例案への意見書提出も自民党会派は誰もない。
反省を入れるべきと主張する私含めて4人が議長案に意見を表明している。

いろいろあるが、なかでも
議長の立候補について議長案では
「立候補制をとる場合には所信表明をする」とある。
これでは立候補制にしなければ、今までのように、会派間の根回しだけで、
「はからずも、みなさまにご推挙いただきまして議長に就任いたしました」となる。
これでは今までとなんにも変わらない。
だから「立候補制にし、所信表明をする」と明記しなければならないのだ。

私もそして、4人はこだわった。
そしたら議会事務局が
「小越議員は立候補制にねばならないと申しますが、そうしますと、付則や規定をもうけなければなりません。ねばならないという規定は条例にはなじまない」と「発言」したのだ。

私は
「じゃあ、付則をつくればいいじゃないですか」と言った。
議会事務局が立候補制を阻んでいるのか。それはなぜなんだ?
長野県議会では立候補して所信表明しているよ。

私は「議長、副議長は原則としてその任期を務める努力する」という発言もした。
議長たらいまわしはやめるべきという意味だ。

もうひとつどうしてもこだわっているのは議会改革やこの条例の見直しについて
「定期的に継続して、全議員の改革への意見と県民からの議会への意見を把握し、検証し、見直す」と発言した。
議長案は「必要と認めるべきときに見直す」となっている。
これでは誰がいつ、どうやって見直すのかまったくわからない。

議会改革は恒常化しているわけではない。
その時々の議長が「やりたい」とおもった時だけ、思ったことだけがとりあげられるかもしれない。
だから、定期的に、継続して議会改革に手がつかない。
ルーティン化して全議員が議会改革に敏感にならなくては変わらないのだ
これもまた「議会がその都度きめることだから、定期的に毎回見直すとか設ける必要はない」と自民党側が主張。
これじゃあ結局、見直すことも検証もなく、「休眠状態」になる。
滋賀県では「改選後のおおむね2年を経過するごとに、条例の施行の状況について検討を加え」と書かれている。

この基本条例は議会の憲法だといわれているが、議会事務局によると
「他の議会関係の条例より上になるものではありません」というのだ。
えっ??
基本条例の精神にそって、その趣旨に合わない条例は改廃するって意味じゃないの?
「いえ、議会関係の条例を変えるときには基本条例の趣旨をふまえるということです」と事務局が「説明」
????
それじゃあ、基本条例はどうい位置づけなの・・


次回に委員長が、今回の意見をまとめて委員長案を提示するというが、私含めて4人の意見は入るだろうか。

そもそも前文に「反省」を入れるか入れないかが基本条例制定の基本的スタンスが違うことを物語っている。
「私たち4人」は
このままの議会ではいけない。
あの流会の反省に立って、県民に開かれた議会を。
議会改革をつねに振り返らねばならない。
と思っている。

かたや自民党側は
「反省」することはない。
このままでよく頑張っている。
県民の声をとりいれてる。
基本条例でしばられるものではない。
と思っているのだろうか。

そう、あの流会の反省を感じてないともいえる。
基本条例つくろうというのはあの流会の反省からでてきた結論だったのではないか。
これではまた「県民不在」の閉ざされた県議会になってしまう。
「山梨らしい基本条例」など遠い話になってしまう。
富山県同様、全国から「見られている」山梨県の基本条例なのに。

なぜこんなにトーンダウンしてしまったのか。
残念でしかたない。
県民の意見聴取会で県民のみなさんに率直に意見をだしてもらいたい。



私はほかにもいろいろ議長案について意見を出しました。
・請願の審議は請願人や紹介議員の意見陳述を行い、丁寧に論議し、賛否を表明すること。
(今の請願審議は3秒。ひとこと誰かが継続と言って終わり。理由ものべないまま)
・少数意見に配慮し、多様な県民の意見を反映すること
(多数決が民主主義といいきるのはどうか。少数意見の尊重こそが民主主義だと思う)
・政務活動費はホームページに領収書公開、後払い制として透明性の確保に努める
(政務活動費に対して全国で問題が起きている。条例でこのくらいまで書かないと県民は不安ではないか)
・議員で構成する広聴広報会議をつくり、議会だよりの作成や議会だよりには議案の賛否を公表する。
・議会モニター、議長への手紙、休日、夜間議会、出張議会
・本会議での全日程の放映
(現在は最終日の議案の討論や採決は放映も録画もなし)
などなどこの他にも、意見をかなりだしました。
posted by こごし智子 at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月21日

議会基本条例の公聴会は 12月16日(金) 午前10時から ぜひ傍聴してください。

公聴会は12月16日、金曜日の10時からです。
たくさんのご参加を呼びかけます。

公述できるのは。各県議がそれぞれひとり公述人を推薦して、5分間意見を述べてもらいます。
検討委員会は公述人の意見をききます。
委員から公述人に質問はしません。
なので、「意見聴取会」というそうです。

傍聴者にはアンケートをおねがいします。
公聴会の率直な感想を書いてもらいます。

公聴会の意見も取り入れて条例の審議がすすみます。

今日の検討委員会では条例の精神である、前文について議長案が提示され、論議しました。

私はやはり流会の責任と反省を入れるべきと発言を繰り返しました。
議長案は
「これまで、さまざまな改革に取り組んできた。
 改めて議会の果たす役割を各議員が認識し」
とあります。

これでは、「いままで十分に取り組んできたから、これからも頑張りますと」いうことになる。
いや違う。まったく逆だろう。
「これまで議会改革に取り組んでこなかったから、流会のような事態になった。
この事態を真摯にうけとめ、反省し、県民に開かれた議会を」とした方がいいと発言したら

「そう言ってしまったら、これまで取り組んできたことを全部否定してしまう」と反論された。

うーむ。まあそういうことも言えるかもしれないけれど、やっぱり「反省」がないと県民に決意が伝わらない。と発言。

他の議員からも
「取り組んできたのに、なんであんなことになったのか。この文章では話がつながらない。
議会改革に取り組んできたというのに。あんなことになったことこそもっと責任がおもい」と
真剣な発言。

だんだん他の委員からも
「議会と住民のあいだに乖離がある」
「あの流会があったから、この条例があるのであって反省を取り入れるべき」となり、
これはそれなりに進むかと思いきや、暫時休憩後に出された再検討後の議長案は

「その一方で、県民の期待に十分に応えられていないなどの声もあることから」と曖昧で、責任も反省も感じられない。
流会のこともわからない。

私は
「たとえば県民の期待に反する事態をまねいた反省に立ち」と書いたらどうかと発言。
しつこいけど、やはり少なくとも「反省」の文言はあったほうがいいと思うので。

でもどういうわけか他の委員から「委員長に一任」なんてことになっちゃって。
ああん。もう。

でも公聴会で県民のみなさんから率直に意見だしてもらい、その意見を取り入れることが確約された。

県民のみなさんの率直な声をだしていただきたい。
なんでもいってほしい。
流会の反省から出発すべきと私は思うのですが、いかがですか?

20161122山.JPG
posted by こごし智子 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月17日

画期的です! 議会基本条例制定に向けて県民のみなさんからの「公聴会」実施へ 

画期的な「歴史的」なことです。
議会基本条例案検討委員会は基本条例の公聴会を行うことを決めました。

「とにかく、なんでも県民のみなさんから意見を聞く姿勢が大事だ」と主張してきた私はとてもうれしいです。
「県民にひらかれた県議会」が基本条例の第一だからと思うからです。

本来は県内4圏域でタウンミーティングのように誰でも参加できる「意見交換会」がよいと主張しました。
これが一番、公平で民主的だと思うからです。

でも公聴会をやるということは、この山梨県議会としてこれまででは考えられないくらい「歴史的な」ことなのです。(と私は思う)
条例を作るということは先進県をまねたりすればすぐできるだろう。
でもそれでは魂が入らない。
条例制定の経過、プロセスが大事だ。
他県では2年もかけてつくったのに、山梨県は3か月っていうのはあまりに「突貫工事」だとおもう。

基本条例を貫くのは
県民参加と県民にひらかれた議会
徹底した情報公開
真摯な積極的な論議
(と私は思う)

「県議会は何をやっているんだ」と多くの方が思っているだろう。
とりわけ、基本条例の背景にあるのは2月議会の流会。
このことにふれずに基本条例制定はありえない。

基本条例の精神、魂を表す、「前文」に流会の経過と議会の責任、反省と教訓を書き
「二度とあやまちはくりかえさない」と決意を書くべきだと思う。
日本国憲法も「前文」に戦争の反省から出発している。

流会という議会としてもっともやってはならない、恥ずべき事態を深く反省して、議員としての自覚と責務をうたったらどうかと思う。
それが県民への真摯な姿勢だと思う。
(検討委員会の中ではちょっと、そこまで書くの?という空気ですが)

あの富山県議会も議会基本条例をつくろうと石川県や福井県に視察に行ってるそうだ。
不名誉な議会となってしまったふたつの県議会。
富山県に負けないくらいの基本条例にしたい。

県民とともに歩む県議会ってのがいいなあと
私の「前文」提案に描いたけれど、ボツかなあ。



県議会や県議会議員への県民の思いも変化している。
「県民の代表として選ばれたのだから」と「議員に任せろ」という時代ではない。
住民投票をはじめ、議会に住民の声をどう反映させるのか。
議会と住民の思いが乖離している実態もある。

重要な案件は住民の声を聞く、公聴会などの仕組みも必要だと思う。
政務活動費の領収書のホームぺージでの公開やすべての議会日程の放映(採決のある最終日は放送されていない)も必要だと思う。

大きい会派の意見だけでなく、少数意見に配慮することも必要だ。
「多数決が民主主義だ」とよく大きい会派に言われてきた。
少数意見の尊重こそ民主主義の根幹だと思う。
さまざまな意見があるのが議会だということ。
少数意見に配慮する姿勢こそ基本条例だとおもう。

条例を作ったら終わりではなく、常にフィードバック、検証するシステムも必要だと思う。
いつもいつも、謙虚に議会に向き合う姿勢でありたい。

検討委員会は自由に発言できる雰囲気で、これぞ議会論議だと思う。
ヤジもないし、大きい声で発言を遮ることもないし、みんな真剣な論議だし、自分の意見をしっかり発言している委員会審議は気持ちいいくらいだ。
こういう真摯な謙虚な、自由な議論が県議会に貫かれたらと思う。

「基本条例を制定したい」と全議員が思っているだろうし、私もぜひ制定しなければと思う。
「県議会は何をしているんだ」とまた県民からの信頼を失ってしまう。
主張すべきことは主張しつつ、どうやったらいいものができるか、それぞれの意見を尊重しつつ議論をふかめられたらいいなあと思う。

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posted by こごし智子 at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月14日

福祉とリニア

決算委員会総括審査が終了しました。
正直言って、疲れました。
毎回、毎日、質問するためには相応の準備が必要です。
質問時間の何倍も準備が必要なので、部局審査6日間、総括審査4日間は大変でした。

決算審査では改めて後藤県政の1年目の問題を指摘しました。
総括審査で判明したことの一つは
公共施設建設のための基金を64億円積み増しして、総額255億円にもなった。
何のために積んでいるのかと質問したら
「リニア駅周辺整備や、発達障害の治療施設などのプロジェクトに備えてでございます」と財政課長が答弁した。

「えっ。今、リニアって言ったよね」と小さく叫んでしまいました。(誰にも聞こえないうに)
これまで「リニア駅周辺のために」とはどこでも回答していなかったのです。

やっぱりね。
「では、リニア駅周辺整備にいくらかけるのですか?」と聞いたけれど、
「たとえばリニア駅周辺などということでごさいます」と曖昧な答弁で、苦慮してました。

公共施設建設のための基金に255億円、なんにでも使える財政調整基金は260億円。
主要3基金で822億円にもなるんです。
今年「財政が大変だから」と財政調整基金180億円取り崩しています(それでも260億円はある)
今年、取り崩さなくても県政が回っていったら、とりくずし撤回して、半分は財政調整基金に積むことになります。
そうしたら、3基金はいくらになるの??
そのうち1000億円にもなっちゃうのかしら?

山梨県はひとりあたりの基金額は全国3位(平成25年度)
もちすぎですよ。
なんのためにつんでいるの?
こんなにお金あるなら、重度障害者医療費無料もできるし、消えかかっている道路の白線や横断歩道の修繕はどんどんできちゃいます。

福祉削って、リニアのためにお金積んでいるのですか。
リニアのために福祉削っているのですか?

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posted by こごし智子 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする