2017年10月29日

重度心身障害者医療費窓口無料復活を求めるシンポジウム

重度心身障害者の医療費窓口無料が廃止されて3年。
やっぱり窓口無料に戻して!
この声はしぼむどころか広がっている。

28日、復活を求めるシンポジウムに参加しました。
4人の方が報告されました。
これまでの窓口無料への運動のとりくみや、なぜ窓口無料が必要なのか。
重度障害の子どもさんをもつお母さんや、医療機関のワーカーの方からは廃止となったきびしい現実が突き付けられました。

おかあさんからは
「中学3年生まで重度の障害をもつこどもの医療費は窓口無料が復活したけれど、こどもたちはいずれ大人になる、病院にこれまでどおり行けるのか。窓口無料復活はどうしても必要」

病院のワーカーからはあるケースが報告されました。
「窓口無料が廃止となって、医療費をいったん払わなければならない。貸付があると言われたが、入院費にはとてもたりない。医療費の限度額認定証は国保税滞納のため発行してもらえず。国保の貸付をと言われたが、何度も何度も役所にあしを運ぶことになり、さらに自己負担分を分納して払っているので、重度障害者医療費助成制度では2か月以内に完納しないと自動償還されなので、役所に手続きに行かないと自己負担分は戻ってこない。結局この方は亡くなってしまった」

会場参加者の重度の障害の子どもさんのお母さんからは
「自営業です。どうしても手元にお金がない時があります。支払いを滞らせると信用にかかわるので。その時にこどもが喘息で苦しい時にお金がなくて病院に行けなかった。3000円が払えなかった。こどもに申し訳ない。窓口無料復活して」涙をこらえて発言された。会場の誰もが胸がしめつけられた。

窓口無料廃止の理由として国からのペナルティーがあるからと県は述べていた。
窓口無料をしていると国が支払うべき国保会計の国の負担金を減額してくるのだ。
それがいわゆるペナルティー。
山梨県の重度障害者医療費窓口無料の場合、県と市町村合わせて8億4000万円のペナルティー負担があるからだといわれた。

さて窓口無料が廃止となって、このペナルティー負担分は何に使われているのか。
ペナルティーがあっても窓口無料している県もある。

私も会場参加者のひとりとして発言させてもらった。
シンポジストの皆さんの話をぜひ県当局は聞いてほしいと発言した。
9月議会での私の質問に「貸付制度があり、円滑に進んでいる」と当局が答弁したと報告すると会場から「まあ、えーっ」と声がもれた。

円滑に進んでいるとはとても言えない実態だ。
貸付制度が機能していない。
窓口無料廃止で命に係わる事態になる。
県のお金の使い方が問題。歳出に占める土木費の割合は全国1位。でも民生費は44位。
持続可能な制度維持のために窓口無料廃止とした県は説明しているが、財政が心配と言いながらリニア駅周辺整備をはじめ、大型公共事業はおかまいなし。

重度障害のこどもさんの医療費窓口無料は中3までとはいえ復活した。
署名やシンポを通して声を集めてすべての重度障害者の窓口無料を復活させたい。

窓口無料復活を求める会が結成され、署名活動が始まっています。
来月には県に署名と要請書を提出するそうです。
県政と運動をつなげる議員として窓口無料復活を求めていきます。


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posted by こごし智子 at 09:39| Comment(0) | 活動日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

議会最終日 教科書採択に県教育委員会の指導強化求める請願  自民党が賛成

県議会最終日、請願の採択が行われました。

自民党全員の賛成と民進系自民の議員が所属している第2会派の一部が賛成して
「中学校の歴史教科書採択に県教育委員会の指導強化を求める請願」が採択されてしまいました。

請願は
改正された教育基本法、学習指導要領にそった記述になっているか各教科書を県教育委員会が比較評価書をつくることを求めています。

その比較内容はたとえば
「神話・伝承について十分記載されているか」
「元寇に関して国防や愛国の視点が記述されているか」
「百姓一揆などに結び付く農村の変化が過度な暗黒史観に基づいていないか」
「日本からみた大東亜戦争の視点の記述」
などを比較して各教科書が学習指導要領にそって書かれているか県教育委員会が評価すべきというのです。

教科書は採択委員会が選定しています。
広域で山梨では6地区に分かれています。

教育委員会が教科書を比較評価するということは
「この教科書がよい」と県教育委員会が特定の教科書の採択を促すことになってしまいます。
これでは教育行政に不当な支配を持ち込むことになってしまいます。

私と民進議員が反対討論しました。
私は
教科書採択は教育内容にかかわることであり、議会の関与は慎重であるべき。
教科書選定の手法を押し付けることは教育基本法第16条の不当な支配にあたる懸念があること。
比較内容そのものが正しい歴史解釈であるとは言えないこと。
教科書採択にあたって教育委員会が教科書の評価すること自体が公平公正な採択に県教育委員会が介入することになり、あってはならないことだと指摘しました。

自民党は「自虐史観による記述はこどもたちに正しい歴史認識とならない」と述べました。

請願が採択されてしまい、県教育委員会が比較評価などするのでしょうか、心配です。
教科書の調査資料はありますが、評価を加えるとなると、まったく違う「圧力」を感ずることにならないか心配です。
県教育委員会に中学校教科書採択の権限はありません。
各教科書の採択に影響を与えるような比較評価はやってはならないことです。
posted by こごし智子 at 11:47| Comment(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

総務常任委員会  リニア駅前周辺整備も開発です。 

総務常任委員会のリニア駅前周辺整備基本計画の補正予算。
2900万余はコンサルタント会社への委託費です。

これまで何回もリニア関係のコンサル委託費が出されてきました。
これで何回目でしょうか。

駅周辺整備について前知事は
「空港のような交通結節機能を」としていましたが、現知事は「開発」へと方向転換しました。

リニア駅前へのスタジアム建設は小瀬スポーツ公園へと決定したので、
もう一度「練り直し」という感じです。

今回の基本計画の大前提としてリニア駅乗降客は何人と想定しているのかと質問しました。

1日12300人と答弁しました。
これも以前、コンサルタント会社がだした数字です。

リニアは甲府には上下とも1時間に1本しか止まりません。
朝から夜まで、1000人満席としても、半分近くが甲府で乗降することになります。
過度な需要見込みです。

リニア駅乗降だけでなく、周辺整備によって集客するという構想です。
ではリニア乗降客とリニアには乗らないけれど周辺に何人くらいの利用を見込むのかと質問したけれど、
「それは基本計画で検討します。」と答弁でした。

大きな開発したら集客できる。
集客できるように大型開発をという考えのようです。

リニアによって集客があるのか。
前知事の「交通の結節機能」から「開発」へと転換したことが今後の大きな不安になります。


posted by こごし智子 at 10:21| Comment(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月03日

県議会総務常任委員会  赤字でもスタジアム作るのですか

選挙を目前にしての県議会常任委員会でした。

総務常任委員会では総合球技場(スタジアム)の基本計画、リニア駅周辺整備の基本計画の補正予算の審議が行われました。
もちろん私は質問しました。

県の答弁から感じたことは
「とにかく作る!
そのためにいろいろ、手続きとりますから。
費用はいくらかかるはこれから考えます。
でも作ります!」

スタジアムは「赤字でもつくるのか」の質問には答弁せず。
「利用の最大化」としてアマチュア大会やイベント、合宿誘致など既存の施設も活用する。と答弁。
「ヴァンフォーレ甲府の利用だけではありません」と述べたのです。

つまり、「県民みんなの球技場」と所信表明で述べたように、
「公共の施設だから」を強調して、赤字でもいいという方向なのです。

10万人の署名の発端は「臨場感のある試合をみたい。陸上のトラックがあるとピッチが遠い」と
ヴァンフォーレの試合を念頭にした話だったのに、
「みんなの球技場」だと論点をすり替えてきた。

「みんなの球技場」で合宿誘致なら2万人規模の屋根付きの100億円以上かける新スタジアムがいるのか。
現在のスタジアムで十分だろうと発言したら
なんと

「中銀スタジアムは陸上競技場ですので、総合球技場ではなくなります。ふたつのスタジアムではありません」と答弁したのだ。

「スタジアム2つも赤字でいいのか」の指摘をすり替えて、
「公共の施設だから赤字でもいいいのです。陸上競技場専用になりますから、スタジアムはひとつです」と言い放ったのだ。

でも、ヴァンフォーレのホームスタジアムということですよね。
大阪吹田市のように140億円の建設をすべて寄付と補助金で賄い、府も市も1円も出していないやり方をスポーツ庁は
スポーツビジネスのモデルとして紹介しています。

このやり方を説明したら
「大阪はパナソニックという大企業が有りましたので、山梨ではそのような大企業はありませんので、できません」と答弁。

と言うことは何千万円もネーミングライツを出してくれる大企業がないのだから、
ますます収入は難しいってことじゃないですかと切り返した。

スポーツ庁はスタジアム・アリーナ整備のガイドブック、方針を出している。
そこには「建設費ではなく、維持管理費の見通しが重要」「収益の確保をどうするかが課題」
「スタジアム利用のプロスポーツ関係者が整備の構想段階から参加することが成否につながる」書かれている。

書かれているのに、山梨県の場合はまったく無視するかのように、
「赤字前提でスタジアム作ります。」と宣言したようなもの。

ヴァンフォーレの試合よりもアマチュア大会や誘致した合宿の利用を優先するとでもいうのか。
自民党議員が
「特定の市民がまるで箱もの建設するかのように言っているが、そんなことはない。県民のための施設だとはっきり言わなきゃだめだよ」と言っていた。

特定の市民?
赤字でもつくるのか。
なぜ今スタジアムなのか。
巨額かけて作るのか。
多くの市民の疑問です。

そしてこの論議を聞いていれば
やっぱり「箱もの」作りたいってことじゃないですか。




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posted by こごし智子 at 12:01| Comment(3) | 活動日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする