2012年04月19日

がれきの広域処理について、県からの要請に国はまったく答えていない。

2月県議会の最終日に宮城・岩手のがれきの広域処理について山梨県議会としての決議をだした。

被災地だけでの処理には限界があるので、国から広域要請があったことを受けて、山梨県議会として決議をだした。

山梨県に対して以下の点を国が措置するよう県が国に求めるよう要請したのだ。
○放射性物質の基準の8000ベクレルの根拠について国民に丁寧に明確に説明し、理解をえること。
○市町村が引き受けるがれきの基準設定など安全性確保にむけた具体的指針を策定すること。

そもそも広域処理は市町村の協力と何よりも住民の理解が必要で、さらに山梨県内には最終処分場がなく、県外搬出先の理解も必要になる。こうしたことも決議文には盛り込まれている。

さらに回答した市町村からも「最終処分場の確保」「住民の理解」などが受け入れの条件となっている。
これを受けて、山梨県は議会からの要請2点と市町村からの住民合意や処分場確保など3点を国に要請したのだ。

ところが、国はその要請に回答せず、条件付きで8箇所が受け入れ可能のように報道している。
これでは、すぐにもがれきが搬入されるかのような不安な気持ちになります。

きょう、議会に県から、決議をうけての経過報告がありました。

その中で私は「県から国へ要請したこと対する国からの回答がない」「住民合意が必要であり、その責任は国にしっかり要請すべきだ」と発言しました。

しかし、民主系の会派の議員は「もっとスピーディーに対処すべき。明野処分場に溶融スラグとしていれたらどうか」と発言したのです。

とんでもない!
なんということだ!

担当課は「明野は県内からの廃棄物を搬入することが公害防止協定で地元と確認されていますので」と答え、明野への搬入は認めなかった。
明野処分場は漏水検知システムが作動して、搬入がストップした。
明野は水源地に処分場を建設した。
住民合意をへずに建設ありきで進めた結果、今も住民からの反対があるのです。

そこに放射性物質の安全性の確認を住民に説明せずに溶融スラグなら入れろってどういうこと!
よくそういうことがいえるよね。

国こそが広域処理に責任をもつべきです。
県からの要請に回答もせずに、「条件付き」とあれだけ言ってるのに、あたかも受け入れるのが当然みたいな国の姿勢に怒りすら感じます。

ましてや、住民合意をせずに建設したことが大問題の明野処分場に搬入したらなんて、ひどいです。
20120415カタクリ.jpg
復興のために広域処理をすすめるしかないと思います。
でもそれには放射性物質のことは明確に根拠をもって国が責任もって説明すべきです。
がれきに含まれる有害物質だってあるだろうし、最終処分場がなくて、受け入れなんてできないです。
住民合意と処分場確保は国が責任もってやるべきです。

まず、国は県からの要請項目にきちんと回答すべきです。
posted by こごし智子 at 19:05| Comment(1) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
情報ありがとうございます。
> きょう、議会に県から、決議をうけての経過報告がありました。

4月19日夜のNHK甲府のニュース記事で、
>がれき処理状況を議員に説明
>東日本大震災で大量に発生したがれきについて山梨県は県議会に対して8つの施設が地元住民の理解を得られることなど条件付きで受け入れを検討している状況などを説明しました。(以下略)
との記事を読みました、今はリンク切れです。
県内新聞紙面ではどのように伝えられたのかは知りませんが、県内ネット記事はNHKのみだったと思います。
同じ内容を県民に報告する為に、県庁、議会事務局では何か記事を出しているかどうか、私は未確認です。

環境省の全国回答集計で山梨県が受入れとされた事を覆すのは今さら手遅れです。
環境省が論理的に明解に回答できるはずが無いことは既にネット上では論じられて来ました。彼等はとにかく受入れの既成事実をつくることに目的があるとしか考えられないのです。
ですから、受入れることを前提に条件を並べ立てたものは無意味なのです。
長野県はじめ6県が共同要請した内容は心ある山梨県民が行なっている要望内容と同様でした。

ネットから情報収集していればこの問題に対する各地の状況は分かったはずです。

山梨県議会決議を読めば、これは受入れを明言できない決議だと、どなたでも読み取れるものです。

山梨県当局は先走りし過ぎました。受入れる県として環境省に認知され広報された、
山梨県が今後どのように対応しようとも、この事実だけは消せません。
(このコメントはレスを求めるものではありません、私見として投稿させていただきました、詳細は自分のWebページに記録します)
Posted by ictkofu at 2012年04月22日 01:52
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