後藤県政の検証を自民党がすすめているそうだ。
共産党も参加する「明るい民主県政をつくる会」が県政検証シンポをおこないました。
私も「共産党の県議」からみた後藤県政について報告しました。
後藤知事が掲げてきた公約が達成したかどうか、〇とか△とか✖をつけて〇が多いから合格というものではないと思います。
公約そのものが県民の願いだったかどうかも問われています。
共産党の県議からみての後藤県政を考える報告なので、マスコミや自民党の検証とは違うと思います。
私からは、後藤知事の誕生、そして就任後も自民党に「配慮」し、自民党は知事を「牽制」していることも報告しました。
後藤知事は
国政についての態度はノーコメント。
100万人都市構想はリンケージ人口に
重粒子線治療施設はこころの発達支援センターに
高専は工業高校の専攻課に
天守閣は証明できず、
リニアの見える化は住民の騒音対策の要望がつよく、保留のまま
スタジアムは建設ありきで批判がでて迷走。
知事の主要公約は次つぎ、破綻し、あるいは他の政策に都合よく「転換」しました。
公約そのものが住民要求から根ざしたものではないからでしょう。
前県政の「緊縮型」に対して後藤県政は「拡大路線」です。
リニアの駅周辺を前県政は交通の結節機能でしたが、後藤知事は環境未来都市として街を作るという開発に方向転換。
リニア、オリンピック、トップセールス、インバウンドなど、外部からの事業によって県政を動かすということも目立ちます。
その一方で暮らしや福祉はどうなっているでしょうか。
知事は県政のビジョンを示して、旗印を掲げて、知事選挙、県政運営をするものだと思います。
横内県政は「1兆円の借金ほっとけない」として緊縮型の県政でした。
さて後藤知事の旗印はなんだろうか。
「100万人」でしょうか。
100万人にするためにリニア周辺に街を作り、開発し、観光客でリンケージ人口なのでしょうか。
この100万人が就任直後に曖昧なあやふやな定義だったことや
自民党に「配慮」した県政運営からなのか、
ビジョンがみえてこない。旗印の印が不鮮明なのです。
政治は哲学です。
どういう政治をめざすのか。
自民党は「憲法改正」という哲学があるでしょう。
共産党は「住民が主人公」など
その哲学にそって公約をしめし、住民に問うものだと思います。
さて、後藤知事の政治哲学はなんだろうか。
2018年05月27日
この記事へのコメント
コメントを書く