2018年06月10日

重度心身障害者医療費窓口無料復活を求めます。 弱い者の立場にたった行政を

重度心身障害者医療費窓口無料を求める県への要請に参加しました。

窓口無料復活を求める会の皆さんが昨年11月からあらたに7070筆を加えて累計16000筆を超える署名を提出しました。

介助者が必要な車いすの方は、
「病院に月2回、注射や薬代、交通費を入れると1回1万円近くになり、歯の治療は麻酔をするから1回7000円かかります。88歳の母と二人暮らしで、年金だけで暮らしているから治療費が還ってきても生活費をきりつめなくてはならない」

この男性は重度障害で、発言する時、からだが硬直し、ふるえもおきます。ことばを発する時は、ひとことひとこと時間をかけて話されました。
介助する人がいないと自分で車いすを動かせません。
そして
「私のライフワークは詩を書くこと、俳句を作ること。医療費を払うと文学雑誌への投稿ができない。贅沢だと言われればそれまでだけど、僕にとっては一生かけてやりたい。書くために医療を受けています」
「もっとも弱い者のための行政をしてください」

胸にずしりと響く発言でした。
この要請の場に来ることも大変です。
88歳の母と年金だけの二人暮らし。
詩や俳句をライフワークにしている。
凛として、自分の生き方に誇りをもっている。
医療費負担が、生きることを妨げている。

また、他の車いすの方からは
「医療費の貸付を利用して、医療費や薬代を払っているが、支払いが間に合わないこともある。そうすると滞納情報が役所に行ってしまい、 
 次の貸付申請のときにネックになる。とても手間がかかる。支払った領収書をもってくるように言われ、たくさんの書類をかかなくてはならない。車いすの私にはとてもきつい。車いすの人間の立場にたってほしい」

精神障害者の家族の方からは
「全国組織のアンケートから通院中の方の8割が月に2回受診している。なかなか就労できず、障害年金も7万円というひとが多い。きりつめなければ生活できない」

病院の事務の方からは
「請求書を渡すと、すみませんとあたまを下げて支払いを待ってほしいと頼む人。2か月に1度の分割払いも困難な人もいる。収入面が不安定な人もいる。」

窓口無料復活を求める会の代表の一人の方が
「窓口無料が廃止されて、経済的にも生活面でも一番大変な人から苦しくなっている。」
「国のペナルティーがあるからと理由にしているが、こどもの医療費のペナルティーは市町村が県が窓口無料を実施し、そしてやっと国が動
 いた。県と市町村がすすまなければ、国のペナルティー解消待ちでは問題はまったく解決しない。ペナルティー問題は県の主体性の問題。
 国の責任にしないでほしい。」

ずばりと言い当てていました。

対応していただいた、障害福祉課はとても丁寧な対応でした。
窓口無料ではなく、自動償還払い、貸付もやっているし、ペナルティーがあるから
と県の方針は従来とは変わっていないのですが、

「みなさんの意見をしっかり受け止める」
「知事にも報告する」
「まず、国にペナルティー廃止を働き掛けたい」
「県の姿勢はひきつづきご理解いただきたい」
と自動償還払いでお願いしたいという県のスタンスと変わらないのですが、
県民の声を聞こうとする姿勢、意見を受け止めようとする姿勢、苦労を共感しようとする姿勢を感じました。

そして
「今後もこうした場を設定していただければ、ひきつづきご意見を拝聴したい」
と、とてもとても丁寧な対応で、また次、来てくださいと言われて、参加者は元気をもらいました。

重度障害者にやさしい県政は県民みんなやさしい県政です。
窓口無料復活を求めていきます。
posted by こごし智子 at 09:15| Comment(0) | 活動日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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