2020年08月19日

年度途中に保育園に入れない。 待機児童はゼロではありません。

保育園待機児童を考える会のみなさんと、山梨県に要請に行きました。
山梨県が言い続けている「待機児童はゼロ」に違和感をずっと感じています。

会の皆さんが100人を超える保護者からアンケートをとり、
希望の保育園に入れない。
年度途中の入園が難しい。
保育士さんを増やして。
実態調査をしてほしい。
要望しました。

参加した方から
「保育園に3人のこどもを預けている。3人目の時、上のこどもと同じ保育園はいっぱいで、他の保育園を紹介された。
 きょうだい別々の保育園に預けること。二つの保育園と職場に通うのに、一時間半かかることになる。一時預かりを利用すると一か月25000円かかる。もう絶望でした」
「保育園申請時の点数が高かったので、必ず入れると思ったら、入れなかった」
「申請受付の時、こども(乳児)を母に預けて、朝7時半に市役所に並んだ。入れたからよかったけれど、もし入れなかったら」

参加できなかった方からメールで届いた声も紹介されました。
「申請時に第8希望まで書かないと受け付けてくれない。でも第8希望の保育園になんてとても通えない」
「第1希望に入れなかった。他の園を紹介されたけれど、保育料や給食費が無料となっても諸経費がかかる。職場と保育園がまったく違う方向。
 保育園を選ぶことがわがままだと言われることが辛い。選ばざるを得ないことを知ってほしい」

「待機児童ゼロではない。私は、この子は待機児童です。
希望する保育園に入れないから、諦めて申請しないから、待機児童ゼロってことになっているんじゃないですか」
説得力のある、真実に迫る、お母さんの発言です。

要請をうけた担当課から
「待機児童はゼロとしていますが、年度途中に入りにくいことは承知している」
「保育士確保をと処遇改善や、職場のバス見学ツアーなどやっているが、どうすればいいか、対策をもっと考えたい」
と返答がありました。
自治体で差があることも認識していて、今回のアンケートを各市町村にも渡したいというので、ぜひにとお願いしました。

移住促進をすすめる山梨県は「待機児童ゼロ」をウリにしているようですが、実態は違うのです。
正しく、伝えること。待機児童解消に向けて対策をとっていますよ。という方が促進策になると思います。

担当課から課長初め、4人の方が真剣に話を聞いてくれました。
メモをとり、うなづいて聞いていただきました。

「待機児童はゼロです」と紋切り型の回答ではなく、県も苦悩していることが伝わってきました。
それぞれの立場で、ことばを選ばなくてはならないかもしれませんが、
こころを痛め、解決しなければと考えていることは同じです。
誠実に、丁寧に対応していただいた担当課のみなさんに感謝です。

住民と県とのパートナーシップはこういう信頼と誠実さの上に作り上げていくのだと思います。

ありがとうございます。
そして、対策のための予算が進むことを期待します。
posted by こごし智子 at 19:24| Comment(0) | 活動日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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