農政産業観光常任委員会の県内調査に参加しました。
午前中は山梨県産業技術センターの富士吉田にある富士技術支援センターです。
富士吉田市にあるセンターには地場産業の繊維技術部もあります。
機械電子技術部とともに、年間7000件余りの利用件数があると聞いて、驚きました。
郡内地域になくてはならない施設だと思いました。
午後は主に峡東地域の女性農業者のみなさんとの意見交換会です。
とても勉強になりました。
そして、とっても共感しました。同感しました。「そうそうそうですよ」と大きくうなづく場面もありました。
意見交換参加者はすべて女性。
私としては、とってもうれしい。
いつも、周りは男性ばかりの議会。
お話は「目に浮かぶ」のです。
「地域の会議に行っても男性ばかり。意見を聞いてくれるけど、さいごは女だからと言われる」
うんうん。わかるわかる。あるある。こういう話。
「家族農業が今大切だと見直されている。家族農業を支えているのは女性です」
そうですよ。そうですとも。女性が農業支えているのですよ。
さらに新規就農者の方からの話はある意味でびっくりとうれしさと。
他県から移住して就農しているみなさん。
県の農業大学校やアグリマスターが充実していることを話されました。
他県と比べて山梨県の研修制度は素晴らしいと褒められて、
えっ。そうなんですか。と驚き。そんなことも知らなかった自分が恥ずかしい。
しかし、課題はここからです。
いざ就農しようとすると「農地を確保することがとても大変」というのです。
「農地中間管理機構があるからと聞いていたのが、違っていて」
「耕作放棄地やあれている土地はいっぱいあるのに、農地が確保できないってことが」
不思議ですよね。
どうすればいいのか。
果樹が多い山梨県。
果樹は熟練した技術も必要。収穫できるまでに年数もかかる。
収穫時の人手不足。どの農家も人手が足りない。収穫は誰でもできるってことではなく、スキルのある人は自分で作っている。と。
なるほど。そうですよね。
山梨県の農業の特色もある。
女性の、あるいは新規就農の方から率直な意見を聞くことができて、とても勉強なりました。