2017年03月23日

議会最終日 議会基本条例案は県民の声を反映していないと反対しました。

籠池さんの証人喚問が「事実は小説よりも奇なり」でとても気になるけれど、今日は議会閉会日。
3本の反対討論をしなければならない。
当日なのに、何度も練り直した。
議会に赤い服で行くのは「怒りの赤」

議会基本条例反対討論
本会議前に議員全員協議会で修正案が説明された。
私はすでに反対することはきめていたが、さらに輪をかけて反対となったのは、
検討委員会案の
「議会改革を2年に1度、検討組織を設置して検証し、公表する」に対して
会派代表者で構成する議会改革検討委員会で
「議会は議会改革の進捗状況を必要に応じて議会改革検討協議会で検証し公表する」に変えてしまったのだ。

これでは従来と何も変わらない。
私は
「必要に応じてとは誰が必要だと決めるのか」と質問した。
議長は
「議長です。各会派代表者からの意見があれば議会改革検討協議会にかける」というのです。
私は
「では、議会改革が必要だと、全議員から定期的に聞き取る仕組みをつくるのですか。その意見を議会改革検討協議会に掛けるかどうかは誰が決めるのか」と質問した。

「議長が決めるんだろ」と外野からの発言。

全員協議会がおわり、議長が私に声をかけてきた。
「小越さんと同じだから。気持ちはわかるから」
私は
「鈴木議長はいい人だから議会改革検証するかもしれないけれど、議長が変わったらどうなるのですか。何の保障もないですよ。それじゃ条例にならないじゃないですか」
ここもテレビが撮っていた。

本会議での反対討論。
一本目は新年度予算の反対。
後藤県政は100万人構想、高専設置、重粒子線治療施設と公約が相次いで修正となった。利用予測や収支予測がないまま進めてきたからだ。それなのに、リニア周辺整備もサッカースタジアムも予測がない。リニア周辺整備の巨額がいよいよ始動する。リニア頼みの予算。県議海外視察の予算計上は無駄と述べた。

2本目が議会基本条例の反対。
検討委員として毎回発言提案してきたけれど、こんな条例になってしまい、本当にくやしい。県民の声が反映されていない。
いつにもまして、怒り心頭の反対討論になった。
激しく読み上げてしまいました。

3本目が参議院議員の選挙の合区解消の解決に都道府県単位の選出というのは選挙の平等の観点から反対。
比例代表こそ平等だと指摘した。
自民党から「それは共産党が比例でしか当選できないからだろう」とヤジ。
自民党は一票の不平等に何も違和感を持たないのか!

3本も討論すると疲れる。
本会議がおわって議場を出ようとしたら、ある議員が
「討論は小越さんが書いているんですか?」と聞いてきた。

はあ??何聞いているの??あったり前ですよ。全部自分で書いているんです!
「よくまとまっているなあと思って、自分で書いているんですかあ」と。
この議員は何に感心しているんだ??

閉会後、知事や部長が控室に回ってくる。
新井副知事に
「帰っちゃうんですかぁ」と声をかけると
「小越さん、ひとりでよくがんばってますよ。これからもがんばってください」と副知事。
女性副知事として農水省から出向してきたけれど、もっと前に出てほしかったなあ。
山梨県議会をどう思ったんだろう。
赴任後の山梨県女性議員の会の講演で「10年遅れている」と言っていたけれど、10年どころじゃなかったですよね。



籠池証人喚問でも何度も出てきた「忖度」
英語でなんて言うんだろう。
議員に「忖度」するような空気は日本独特のような気もする。

posted by こごし智子 at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月22日

山梨県議会の予算委員会

「こんな予算委員会の審議でいいのか」と思っていたのは私だけではなかった。
県議会の予算委員会の審議のやり方について自民党議員から発言があった。

県議会の予算委員会総括審査は本会議や常任委員会の審議よりも低調だ。
それは「予算書に書いてある事業についてしか質問できない」となっているからだ。
知事の政治姿勢は、もちろんダメ。
予算書にかかれていない事業もダメ。
だから事業について
「どうなっていますか」「今後どうすすめていきますか」という
おうかがい質問ばかりになる。
「こうすべきだ」という質問や
答弁に対する再質問もない。

発言通告には
事業の内容について
事業の成果について
事業の今後について
という感じの通告で、その通りにそれだけを質問している。
常任委員会での質問の方がより深く質問している。
予算委員会は事業説明会に終わっている。

私は今回は予算委員にならず、傍聴席で聞いていた。
途中退席することもあるので、議員の傍聴席にいるとテレビ中継中の質問者の後ろを歩くことになるので、一般の傍聴席に座っていたので、答弁者の様子がよーくわかった。

こんな発言通告でこんなやり取りなら、当局にすればまったく「怖くもなんともない」
事業説明をすればいいだけだから。
質問者と答弁者の「台本のよみあわせ」のように審議が続くのだ。

突っ込まれることも、反論されることもない。再質問もない。
「事業説明」が続くだけなのだ。
知事が出席していても、予算全体についての考え方に及ぶことができないのだ。

いつもなら激しく突っ込んだ質問をする自民党議員ですら「おうかがいの質問」
今日の発言にあったように、書かれていない事業についても質問できるようにしなければ
予算の考え方や、県政運営の在り方まで問いただすことができない。
国会の予算委員会のような丁々発止の論議にはならないのだ。

甲府市議会の予算委員会総括審査は各会派に30分。
市長の政治姿勢も、なんでも質問できた。
会派の代表者が質問した。
再質問、再々質問と突っ込んだ質問ができた。
答弁の内容はともかく、市長が自分の言葉で答弁していた。
私の質問に「そんなことは甲府市ではなく、山梨県に聞くべきだ」と市長が反論したこともあった。

それに比べても山梨県議会なのだ。

posted by こごし智子 at 01:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月14日

さらに後退 議会基本条例案

議会基本条例案、さらに悪くなった。

会派代表者で構成される議会改革検討協議会で条例案が修正されてしまった。
良い方向ではなく、さらに悪い方向へだ。

「議会改革推進のために2年に一度検討組織をつくり、検証し公表する」
という条文を
「条例を2年に一度も見直しするのか」と意見がでた。

説明を聞いてなかったのですか??
「条例の見直しを2年に一度やる」なんて書いてないでしょ。
議会改革を全議員が少なくとも2年に一度は「これでいいか」と検証して公表するというもの。
検証してみて、「このままでよい」とになればそれでよしという意味なのに。

「改革は2年に一度じゃなくて、随時、必要に応じてやるべきだから、2年に一度は削る」となってしまった。
「検討組織はこの議会改革検討協議会でやる」

この議論はこれまで議会基本条例検討委員会でさんざんやった。
これまで議会改革と言って何かしてきたのか??
議会改革検討協議会が提案したことだけ。
それも定期的や、随時やっているわけではない。

やっていたら、流会なんてことは起きなかった。

だから、定期的に議会改革はこれでいいかを検証すべきというのが意図なのだ。
しかも会派代表者だけの発案でなく、全議員が参加する組織にしようというのに。

これって今回の条例案のなかでは評価できる点だったのに。
これを使って議会改が前進する可能性をもっていたのに。

会派代表者会議のメンバーは少数会派は入れないし、その名の通り各会派の「代表者」といわれる人しか入れない。
議会改革に燃えて当選したと言っても一期目の議員などとても入れない。
私も「委員外議員」としての参加しかできない。


骨抜きの議会基本条例であり、さらに
筋もぬかれてしまった。


posted by こごし智子 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

議会基本条例案 流会の反省記述されず。 これでは、賛成できません。

自宅までの運転。
怒りの涙が止まらなくなった。

議会基本条例検討委員会。
これが最後の検討委員会だとわかってはいた。
だから「反対討論」らしきものも用意してきた。
おそらく、私の意見など入っていないだろうから。

的中した。
前文はまったく変わらず。
政務活動費は「透明性の確保に努める」とだけで「努めなければならない」とは記述せず。

これまでまったく変更のなかった、知事が議会への資料提供を「努めるものにする」と後退。
これまでは「努めなければならない」だったのに。

私はすぐさま指摘して、「ねばならない」に戻せと発言。
私の意見に委員長は「知事部局ともすりあわせをして、全部なんでもだせるものではありません」と回答。
それでは情報公開にも反するし、議会が後退していてどうするんだ。

さすがに他の委員からも発言があり「努めなければならない」に戻った。
最終日に「するりと」「何食わぬ顔」をしてこんな後退文を入れこませようとしてきたことに腹がたつ。

今日も傍聴者、マスコミに審議資料は配布されず。
パブコメの回答に「資料はできる限り配布しています」って書いていたのです。
配布してないでしょう!!
「審議資料は傍聴者に原則配布」と記載すべきと発言したが、スルーされた。
請願人陳述も「紹介議員が発言することができることになっています」とこれまたスルー。

私はこんな条例案では賛成できないと反対した。

1年前の流会後百条委員会で基本条例をつくろうと全会一致で決まった。
そこには流会の反省に立った「志」があった。
なのに、条例の魂である「前文」には流会の経過も反省もない。
県民からの意見聴取会でもパブコメでももっとも意見が多かったのに、何も反映されない。

政務活動費、請願の陳述、反問権、資料配布、議長たらいまわしの抑止。
記載されず。

審議の中で請願を直訴だと言ったり、資料配布しなかったり、県民にひらかれていない。
意見聴取会の参加者アンケートで「議会は県民に開かれていない」「わかりにくい」「責任もって」といわれている県議会。
残念ながら、この条例案では賛成できない。

するとS議員が
「こごしさんは自分の意見が通らないことを再三述べるが」と発言したのだ。

私は猛烈に抗議した。
まるで私がわがまま言っているかのごとくの発言は許しがたい
「私のわがままだというような発言は不愉快です。きわめて不愉快です。私は県民を代表して発言しています。県民の声は前文に流会の反省をの声です。私は県民の声を代表する県議としてこの条例案に賛成したら、県議としての責任が果たせないからです」

ほんとに悔しかった。
その時は怒りだけだったが、帰宅中にこみあげてきた。
許せない。
県議としての責任を個人のわがままだとが如くの発言は許せない。
「基本条例に反対したこごし」とでもいうのだろうか。

基本条例をつくることは作った。
意見聴取会もできた。
議長の事実上の立候補制もできた。
後退した委員長案を従来の記載にもどさせもした。
だからこれからこの条例をつかって、議会改革、県民にひらかれた県議会にするしかない。

でも
魂はどこにいってしまったのか。
県民の声はどこに行ってしまったのか。
議会流会の反省から出発したのに、本当に反省しているのか。
ましてや「直訴」「議会のことは議会できめること」
私、小越の発言を「自分の意見が通らないから」という自民党議員。

怒りの涙が止まらなかった。

県民は見ていると思う。
みていると信じたい。

posted by こごし智子 at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月09日

リニア残土利用のための公共事業なのか

リニア残土を利用する早川芦安連絡道路の審議がありました。

リニア残土の早川側から搬出される330万立方メートルのうち120万立方を、早川芦安連絡道路の盛土に利用するため、
その費用をJR東海から受託するというもの。
今回は14億ですが、全体では62億円。全額JR東海負担という説明でした。

自民党議員から質問がありました。
「62億円負担してくれるというが、総事業費というか建設費はいくらなのか。それは県の負担なのか」

すると、
「盛土利用に残土を利用するが、橋やトンネル工事は別です。いくらになるかわかりません」と答弁したのです。

ええっ!なんですって!ちょっと待ったです。
私は平成26年の早川芦安連絡道路の公共事業事前評価の資料をもとに質問しました。

そこには
災害対策として、観光道路として建設すべきとあります。
リニア残土の利用でコスト削減できるとも書いてあります。

さらに総事業費は80億円。
26年に設計して平成31年完成とあり、建設の行程、トンネル図面ももちろんあります。
公共事業評価だから、費用対効果の検証もあるのです。

だから「総事業費はわからない」という答弁では26年の事業評価はなんだったのか。
80億から62億を引いて13億でできるのか。

「事業費はこれから設計しないとわかりません。ちょっと難しいことも出てきましたから」

??「難しいことって何ですか?」と私は質問。

自民党から「余計なこと答弁するな」とヤジ。

「地盤がもろい部分がありまして、そこは盛土が使えない。総事業費はわかりません」というのです。

26年にはすでに事業費もだされ、完成までの行程、図面まであるのに、なぜ今なのか。
リニアの残土を待っていたとしか考えられません。
リニアの残土を利用しなければならない。
でも、もしかすると盛土として使えないかもしれない。
事業費は従来よりも増えそうだ。
でもリニア残土のための道路建設をすすめますってことなのか


JR東海が62億円も出してくれるのだからと予算計上したのだろうか。
「公共事業評価やりなおしていませんが、建設しますから、よろしく」つてことですか?
そんなことはダメです。

事業評価は建設費用が算出されなきゃ費用対効果が出せない。
建設費用提示せずにリニア残土使うことが優先される公共事業なのか。
新年度に事前評価すると最後に答弁しましたけれど、さて事業費はいくらとなるでしょうか。

リニア残土をあてにしているけれど、
予定通り、リニアのトンネルが掘削できるのか。
重金属出てきたら、盛土に使えない。
事業費が膨張するのではないか。
いつ完成するのか。
中部横断道のように連絡道路の供用開始が伸びるのではないか。

リニア関連、あっちもこっちも問題だらけです。
posted by こごし智子 at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする