2020年03月06日

2月定例県議会一般質問 公共事業

次に公共事業について伺います。

新年度予算は積極型予算として公共事業は708億円、2月補正予算を加えれば875億円、700億円を下回っていた長崎県政以前と比べ、大幅な増加です。先日発表された社会資本整備計画では3年で2200億円の公共事業を行うとしています。国の補助金も視野に入れてとしていますが、その確証はありません。また地方交付税が今後減額されることも十分可能性があり、後年度に大きな借金増となるのではありませんか。財政運営の見通しについて伺います。

市民オンブズマンの調査によると山梨県の1億円以上の公共事業の平均落札率は全国1位の97.9%、1社入札率も1位の71.9%です。1社入札が2位の福島県が42.8%であり、山梨県の競争入札は破綻していると指摘される異常事態です。県はこの事態をどのように認識していますか。改善の一歩として国の通知にあるように予定価格の公表を事後公表に切り替えることを提案します。複数入札や、最も低い平均落札率86.1%の青森県と同じ水準になれば大幅な節約になります。見解を求めます。

(総務部長)
【財政運営の見通しについて】

来年度当初予算における公共事業等については、有利な国制度を積極的に活用し、防災・減災に資する事業に最大限の事業費を計上する一方、その他の事業については重点化・効率化を図るなど、メリハリの効いた内容としており、平成30年度当初予算と比較し、事業費は77億円の増額とする一方で、県負担を伴う県債の発行は30億円の減少としたところであります。

今後の財政運営におきましても、有利な国制度を積極的に活用し、公共投資に係る事業量の確保と、県負担の抑制の両立に特に意を用いて、予算編成に取り組んで参ります。

(県土整備部長)
【公共事業の入札について】

県では、公共工事の執行に当たっては、入札契約適正化法及び、公共工事品質確保法に則り、公平公正な入札制度を運用しているところであり、外部委員で構成される入札監視委員会に四半期ごとにお諮りし、適正な処理であると認めていただいております。

更に、本年度は、入札への参加機会を増やし、競争性を高めるため、契約から工事開始までの間は、現場技術者の配置を必要としない余裕期間制度を導入したところです。

また、予定価格につきましては、国の指針に基づきその適否について十分検討した上で、事前公表を実施しているところであります。
posted by こごし智子 at 18:00| Comment(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2月定例県議会一般質問 ジェンダー平等

次にジェンダー平等についてです。

2019年のジェンターギャップ指数で日本は121位と過去最低となりました。山梨県の女性議員の割合は市町村議会含めても全国最低です。県庁の女性部長はひとり、女性校長の割合も自治会長区長の女性の割合も下位です。ジェンダー平等が遅れている日本の中でも山梨県はさらに遅れています。県内でも性暴力の根絶を求めるフラワーデモが始まるなどジェンダー平等を求める声が広がっています。

知事のジェンダー平等推進についての見解をまず伺います。  

夫婦同姓を法律で強制しているのは世界では日本だけです。別姓が認められず、不利益・不都合を強いられています。同姓でも別姓でもよい、結婚によって苗字を変更するかしないのか選択できるようにする選択的夫婦別姓の導入を求める声は広がり、世論調査でも賛成が反対を上回っています。知事の選択的夫婦別姓について、見解を伺います。

LGBTに対する県民モニターアンケートでは、複数選択回答で「理解に努めようと思う」60.8%「性の多様性として認める必要がある」58.3%の一方で「個人の趣味、趣向の問題」が28.7%となりました。この結果を知事はどう認識し、どのような施策を検討しますか。パートナーシップ宣誓制度が県では茨城に次いで大阪府でも始まりました。山梨県ではどのように検討しているのか伺います。

(県民生活部長)

ジェンダー平等の実現は、SDGsの目標の一つとして掲げられており、「山梨県総合計画」の基本理念と方向性を同じくするものと考えています。

選択的夫婦別姓については、婚姻制度や家族の在り方と深く関係することから、国民の理解を得る中で、議論が進められることが適当と考えております。

また、LGBTについては、差別や偏見をなくすため、県民向けの後援会の開催や、地域団体への出前講座などを通じて、理解の促進を図っております。

更に、パートナーシップ制度については、国や他の都道府県の動向などを参考にしながら、効果的な取り組みについて研究して参ります。
posted by こごし智子 at 18:00| Comment(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2月定例県議会一般質問 子育てへの経済支援

子育ての経済支援について

(1)まず妊婦健診について

妊婦健診の公費助成の平均額が山梨県は88580円。全国ワースト3位です。全国平均が10万円、1位の石川県とは5万円もの差があります。山梨県はすべての自治体で14回の健診と2種類の血液検査の助成だけです。国が推奨する14回の健診と検査項目を実施するには10万円を超えます。双子や、出産予定日を超えた場合は健診は14回を超えます。安全安心の出産が第一です。子育て支援日本一というなら全国ワースト3位のままでよいのでしょうか。市長会や医師会と検討すると常任委員会で答弁がありましたが、いつから増額されるのか。どのように検討しているのかお答えください

(2)中学校の部活動への支援について

新年度から中学校の総合体育大会に参加する選手ひとりあたり500円の参加費が徴収されます。県からの総体補助金が大幅に減額されるからです。平成29年度までは70万円だった総体補助金が平成30年度から52万5000万円、来年度は39万円に減らされます。これではとても大会は運営できず、やむなく徴収するというのです。それでもメダルは優勝チームだけ、2位にはメダルもありません。すでに県選手権大会、新人戦も500円の参加費が徴収されています。参加費を徴収している県もありますが、子育て王国といわれる鳥取県は無料です。

関東大会や全国大会への出場には、開催地や日程によっては自己負担が数万円にもなり、大きな負担です。新年度予算でスポーツ少年団の低所得世帯の全国大会への支援は計上されましたが、教育系の大会である総体や関東大会全国大会への助成金も大幅にふやすことを求めます。

部活の備品も不足しています。背番号のあるユニフォームはボロボロ。ラケットやシューズは自己負担。保護者の経済負担は大きく、お金がないとスポーツが出来なくなってしまいます。中学の部活動は生涯にわたるスポーツ活動に連動します。子育ての経済負担の軽減からも部活動への補助金を増額するよう見解を伺います。

(3)次に県立大学の授業料減免と入学金についてです。

新年度から始まる国公立大学の授業料無償は対象者が非課税世帯などに限定されています。山梨県立大学ではこれまで、全額免除や半期分の免除、4分の1免除など大学独自でおよそ200人が減免となっていました。ところが新年度入学生の減免は国の基準対象者のみです。在校生はこれまでの基準が適用されますが、財源は、県立大学の予算から捻出することなり、大学運営に支障をきたすことは明らかです。設立主体である山梨県が援助し、在校生分の減免予算と新入生にも従来の減免基準を維持することを求めます。また山梨県立大学の入学金は県内出身者の場合282000円と長野や静岡の県立大、都立大の141000円の2倍です。入学金の引き下げについても見解を求めます。

(子育て支援局長)
【妊婦健診について】

妊婦検診の公費負担については、実施主体である県内の市町村が、健診を行う医療機関と協議して、助成額を決定したものであり、市町村で検討されるべきものと考えております。

なお、既に県では、市町村に対し、公費負担の在り方に関して検討の必要性などを助言しているところであり、現在、市町村において、市長会や町村会とも連携する中で、検討が進められていることから、この検討結果を踏まえた上で、必要な対応がとられるものと承知しています。

(教育長)
【中学校の部活動への支援について】

県では、中学生のスポーツ活動への参加を促進するため、県小中学校体育連盟に対し、県中学校総合体育大会や県新人大会、本県で開催される関東大会等の開催経費のほか、全国大会や関東大会に出場する選手の派遣経費への補助を行っており、本年度と同程度の金額を来年度予算案に計上したところです。

中学校等での部活動については、来年度、有識者等で構成する検討会を立ち上げ、持続可能なものとなるよう、幅広い観点からその在り方を検討することとしており、検討結果を踏まえ、所要の対策を講じて参りたいと考えております。

(県民生活部長)
【県立大学の授業料減免と入学金について】

県立大学の授業料の減免については、令和2年4月から、国の法律に基づき、全国統一的な基準により実施する予定であります。

なお、在校生については、大学と連携する中で、国の制度に加え、経過措置として既存制度を適用することとし、新入生については、更なる負担軽減が図られるよう、国に対して所得要件の見直しなど基準の拡大に向けた要望を行って参ります。

また、県内在住者に対する入学料につきましては、県立大学の第二期中期目標に定める、優秀な学生の獲得や受益者負担の観点などを踏まえ、適正な金額に設定しております。
posted by こごし智子 at 18:00| Comment(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2月定例県議会一般質問 国民健康保険と後期高齢者医療制度について

国民健康保険と後期高齢者医療制度について

国保の市町村の県への新年度の納付金額は22自治体が減少しました。保険料負担が急激に増加しないよう12自治体に調整措置が実施されました。これならば各市町村の国保料は値下げとなるのでしょうか。県が示す標準保険料率に合わせると逆に値上げとなることも懸念されます。国保料の見通しについて伺います。市町村任せにせず、国保料の値下げとなるよう県のとりくみ姿勢について伺います。

安倍政権の「全世代型社会保障検討会議」では75歳以上の窓口負担を原則2割に引き上げることが検討されています。年金はマクロスライド制で減り、一方、介護保険料は引き上げられ、高齢者の暮らしは逼迫するばかりです。2割負担をとりやめることを国に要請するか伺います。

(福祉保健部長)

まず、国保料の見通しについてでありますが、県では、市町村ごとの所得や医療費の水準などにより、それぞれの納付金を決定しており、来期の保険料については、県が示した納付金額や標準保険料率を参考に、現在、各市町村において算定中と承知しております。

また、国保料の値下げについての県の姿勢でありますが、医療費の動向が国保料に大きな影響を与えることから、特定健診の受診率向上や糖尿病性腎症の重症化予防などの取り組みを、市町村とともに進めることで、医療費適正化に努めているところであります。

次に、後期高齢者の窓口負担の引き上げについてでありますが、原則2割負担への引き上げについては、国の社会保障審議会医療保険部会で検討が開始されたところであり、今後の動向について注視して参ります。
posted by こごし智子 at 18:00| Comment(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2月定例県議会一般質問 県内経済について

次に県内経済についてです。

昨年10月から12月のGDPはマイナス1.2%、年率換算でマイナス6.3%と大きく落ち込みました。消費税の増税が大きな要因といわれています。10月の実質家計消費は前年同月マイナス5.1%と前回増税時を上回る落ち込みとなりました。軽減税率やポイント還元をしても売り上げは前回並み、業種によっては前回以上の減少です。さらに今回のコロナウイルス感染拡大で中国からの観光客の激減、中国からの工業製品や農産物の輸入も減少、各種イベントの中止、株価の急落、オリンピックの開催の不安もだされ、経済活動は大幅に縮小し、景気は急速に悪化することが予想されます。まずは消費税を5%に戻し、個人消費を拡大させるべきと考えます。知事の見解を求めます。また今後の山梨県経済の見通しについて伺います。

新型コロナウィルス感染症対策で従業員を休ませる企業に休業手当を助成する「雇用調整助成金」の特例措置の要件である「日本・中国間の人の往来の急減により影響をうける」を紹介するとともに、緩和して、より多くの業者が対象とするよう国に求めるよう知事の見解を伺います。
また山梨県の最低賃金は837円東京は1013円。年間32万円少ないのです。山梨県の生活費が大きく低いわけではありません。最低賃金をひきあげ、全国どこでも1500円とすること。またその保証となる中小企業への助成を国に求めていただきたい。知事の見解を伺います。

(総合政策部長)

【消費税増税・県内経済について】

消費税率の引き上げは、国・地方ともに財政状況が厳しい中、少子化対策や社会保障に対する安定財源を確保するために必要なものであり、今後も維持すべきであると考えております。

また、日本銀行甲府支店が発表した2月の金融経済概観においては、「県内景気は、緩やかに拡大しているものの、足もと新型肺炎の影響が出始めている」としており、県としては、今後の県内の経済状況や、県民生活への影響を注視して参ります。

(産業労働部長)

【雇用調整助成金・最低賃金について】

まず、国の雇用調整助成金は、全ての業種が対象となっていますが、今回実施されている計画届の事後提出を可とする等の特例措置は、限られた業種のみの運用となっていることから、国に対して、要件の緩和を働きかけて参ります。

なお、県では、この制度について、労働局と連携して企業に対する周知を図っているところであります。

次に、県の最低賃金は、最低賃金法に基づき、山梨地方最低賃金審議会の答申を受けて、国の機関である山梨労働局が決定しております。

この審議会は、労働者、使用者を代表する委員及び学識経験者で構成され、地域の実情を踏まえて、客観的に最低賃金は定められていることから、適正であると考えております。
posted by こごし智子 at 18:00| Comment(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする