2016年11月14日

福祉とリニア

決算委員会総括審査が終了しました。
正直言って、疲れました。
毎回、毎日、質問するためには相応の準備が必要です。
質問時間の何倍も準備が必要なので、部局審査6日間、総括審査4日間は大変でした。

決算審査では改めて後藤県政の1年目の問題を指摘しました。
総括審査で判明したことの一つは
公共施設建設のための基金を64億円積み増しして、総額255億円にもなった。
何のために積んでいるのかと質問したら
「リニア駅周辺整備や、発達障害の治療施設などのプロジェクトに備えてでございます」と財政課長が答弁した。

「えっ。今、リニアって言ったよね」と小さく叫んでしまいました。(誰にも聞こえないうに)
これまで「リニア駅周辺のために」とはどこでも回答していなかったのです。

やっぱりね。
「では、リニア駅周辺整備にいくらかけるのですか?」と聞いたけれど、
「たとえばリニア駅周辺などということでごさいます」と曖昧な答弁で、苦慮してました。

公共施設建設のための基金に255億円、なんにでも使える財政調整基金は260億円。
主要3基金で822億円にもなるんです。
今年「財政が大変だから」と財政調整基金180億円取り崩しています(それでも260億円はある)
今年、取り崩さなくても県政が回っていったら、とりくずし撤回して、半分は財政調整基金に積むことになります。
そうしたら、3基金はいくらになるの??
そのうち1000億円にもなっちゃうのかしら?

山梨県はひとりあたりの基金額は全国3位(平成25年度)
もちすぎですよ。
なんのためにつんでいるの?
こんなにお金あるなら、重度障害者医療費無料もできるし、消えかかっている道路の白線や横断歩道の修繕はどんどんできちゃいます。

福祉削って、リニアのためにお金積んでいるのですか。
リニアのために福祉削っているのですか?

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posted by こごし智子 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月08日

100億円超える公共事業補正予算。トンネル老朽化対策は2000万円

昨日の夕方のニュースで
「臨時議会で、(途中略)トンネルの老朽化対策などをふくむ111億円の公共事業補正予算が賛成多数で可決成立しました。」と言っていた。

トンネルの老朽化対策は2か所2000万円ですよ。
111億円のうちの2000万円ですよ。
これで、「防災対策に配分した」なんて言えません。

国の補正予算の枠組みでの今回の県の補正予算は
「21世紀型のインフラ整備」50億、「安全や防災」に49億円と何度も答弁していた。

橋梁の耐震補強やトンネルの老朽化とか、河川の護岸整備とか、下水道耐震化と言葉をならべているけれど
実は
橋の耐震補強は6橋6億円、トンネル老朽化対策は2か所2000万円、下水道耐震化は6600万円ですよ。
整備が遅れている砂防費は11億円。
これで、防災対策に重点おいたと言えるのですか?
「やってるから」と文言ならべただけで実はなかみは「これだけ?」

「21世紀のインフラ整備」とは何か。
県内ネットワークの基幹道路の整備に17億円。
これはリニア駅へのアクセス道路の整備ということです。
さらに
道路関係予算だけで27億円。

トンネル老朽化対策2000万円が、補正予算のなかでなんと小さいことなのか。
維持修繕、補強補修の公共事業こそ優先すべきなのに、やるべき順番が違う。

結局、国の補正予算の枠組みでいくから、リニアの整備加速になってしまう。
今回の補正予算が「経済対策」と位置付けられているが、リニア駅へのアクセスがなぜ経済対策なのか答弁があいまい。
公共事業によって、ストックの効果とフローの効果があると答弁していたが、
ストックとしてのリニア駅へのアクセスは効果があるのか。
リニアがくれば景気がよくなるというのは疑問が残る。

フロー効果というのは、公共事業によって雇用や材料費がふえて景気が良くなるというもの。
それは増えるのは当然だ。
だからと言って景気をよくするために公共事業だとしていたら、際限なく工事が進められることになる。
これでは借金が増えるだけだ。

今回の補正予算でも48億円県債発行になる。
山梨同様に「公共事業で景気対策」と全国で進められたら、それはそれは日本中、工事と借金だらけになると思った。
あやうい。



トンネル老朽化に2000万円とわかったのは、当日朝配布された公共事業の箇所付け表をみてわかった。
私は本会議でいくらかと質疑したが、知事は金額を答弁しなかった。
土木森林環境常任委員会で改めて質問して初めて確認できたのだ。
本会議でなぜ知事は金額を答えなかったのか。

この個所付け表は、所属の常任委員会委員にしか配布されなかった。
だから私には農政部関係の箇所付け表がない。
公共事業関係のない教育厚生常任委員会や総務委員会の議員にはまったく資料がないのだ。
これで、議案審議せよとはなんたることか。
と本会議で知事に指摘した。
議会軽視であり、情報公開に反するし、全議員に配布しないのは不公平だ。

でも、
資料が配布されなかった議員もみんな補正予算に賛成したんですよ。
(私は公共事業の優先順位が違う。また借金増やす道へと逆戻りだと反対しました。)
知事側も議会側も県民に責任もって議論したと言えるのでしょうか。
複雑な気持ちです。
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posted by こごし智子 at 01:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月31日

115億円の公共事業の補正予算。その公共事業はどこですか?

7日に臨時議会がひらかれます。1日間だけ。
国の補正予算成立をうけての100億円超える補正予算が提案されます。
今日はその議案説明がありました。

115億円全部公共事業です。
「経済対策としてまず公共事業をし、他の分野は12月議会に提案できれば」ということです。

さて、この公共事業の説明がどこの場所なのか、どんな事業なのか、説明がないのです。

たとえば
21世紀型のインフラ整備に50.3億円
このうち
「県内全域において、間伐等の森林整備を実施」「早期開通が可能な林内路網の整備を推進」
これに5.4億円

って具合で説明がありました。
??・・
だからどこなの?
どういう事業なの??

「ええー。その箇所づけにつきましては当日の常任委員会でお配りしますので」
というのです。
ということはそれまでわからないってこと?

それなのに議会事務局は
「7日の本会議で質疑しますか?討論しますか?」「遅くも2日までに教えてください」とやんやの催促なのです。
(実は金曜日の夕方にも電話かかってきました。さすがに議案説明も何もなく、そんなことわかりませんと言いました)

公共事業の場所をなぜ説明しないのか。
「新山梨環状道路東部区間等、県内道路ネットワークを形成する基幹的な道路を整備」に22億円ってどこのことですか?
と担当課に聞いてみた。

「22億円ってどこに書いてありますか??うちの課ですか?」
こっちが聞きたいわ。
22億円どこの道なのか。
(どうやら議員に説明された資料を担当課にはないらしい。議員がどんな資料で質問しているのか担当課はわからないらしい。だから質問していることも申し訳ないが)

安全・安心、防災対応の強化に49.4億円
トンネルや公園施設の老朽化対策
ってどこのトンネルなの??
橋梁や下水等施設の耐震化
ってどこの橋なの?

説明なしで、どうやって質疑するの?ましてや賛否を表明できるのか。
知事は議会を追認機関と思っているのか?
議会軽視ですよね。
100億円もの補正なのに、こんな説明で議会を通過させようとするのか。
傲慢だと思う。
20161031モミジ.JPG
posted by こごし智子 at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月24日

決算委員会部局審査が終了しました。

決算委員会、部局審査が終わりました。
11月9日からは4日間、総括審査があります。

部局審査で分かったこと、あらためて確認したことがいくつかありました。
従来と変わらずのことは
もう終了している、同和事業の住宅新築資金貸付や地域改善対策高校奨学金資金貸付は今年も返還が相当滞っています。
リニア実験線建設時の134億円の無利子融資はまったく返還されていません。
(20年も無利子で貸し付けて営業線で利益が出たら返還始めるという契約を結んでること自体が問題)
県議会の海外視察は20人分1800万円も計上されて、さすがに誰も行っていないので不用額と残っています。
(議決が必要なのだから、補正予算で対応すればよいこと。これこそ無駄。そもそも海外視察は廃止すべき)

国の政策からも絡んでなのか、
県税収入が増えた、けれど国庫支出金が減って歳入減少。
そして歳出も減少。
(県民税の事業税は上位20社が50%を占めるそうだ。あの企業が儲かっているということか??)
土木費の国庫補助事業が減額されて県支出の負担金減少。土木費だけで13億円。
(大半が中部横断道関係と答弁があった。もしかしてその時から開通延期って知っていたのかの質問には、いいえと答えていたけれど)

後藤県政1年目とすると
重度障害児の医療費助成窓口無料を廃止した。
(今年重度障害児だけは窓口無料が復活したけれど昨年は障害を理由に同じこどもなのに差別していた)

そして後藤県政で前県政と変わったことがある。
リニア駅周辺の機能が、結節機能からまちづくりへと大きく方向転換した
(さらにさらに巨額になる)
公共施設積み立て基金64億円も積み立てて、主要3基金は882億円
(こんなに貯金して何するの??)
知事交際費の大幅減少(お葬式の生花の対象を少なくしたから。これは評価したい)
県民との意見交換、GOTO知事はわずか8回(横内県政では年間20回くらい)
木材生産量は前年度より減少(到達数字が昨年度ではなく、前々年度なのはなぜかと質問したら減少してた)

前県政と引き続き、
重度障害者医療費助成窓口無料廃止した(3億円以上も不用額が残っている!これなら廃止した理由がわからない)
企業立地にともなう新規雇用は175人(企業誘致で人口増って言ってるのに、これだけ?しかも正規雇用化は不明)
人口は約5000人減少。転出者数の減少が止まらない。(100万人構想っていってたなあ)
こどもの貧困対策は不十分ですよね。
道路、河川、交通標示の維持修繕額は減少してます。

監査委員の意見として
「基金の運用について」「今後の税収見通し」はちょっと慎重っぽい。
これはどういうことを意味しているのか。


決算審査で「リンケージ人口」という文言を久しぶりに思い出した。
1年前のことなのに、すっかり忘れてしまったワード。
農政部で「リンケージ人口に寄与した」という説明があったので「何人なのか」と質問したけれど「人数はわかりません。寄与しました」と答弁していた。

「交流人口で100万人」という構想はどのくらい到達したのだろうか。
だれもわからない?
10年後にしかわからない??
後藤県政の一番の屋台骨政策はいったいどうやって評価できるのか。
どこまで、どのくらい、どんな塩梅なのか検証もない。
それでも進めるのか。
この政策の方向でいいのか?

土木費の不用額131億円の記載は13億の間違いだったとか。
「小さな世界企業」ドラマ化事業費2440万円の不用額は「予算計上したけれど国補事業で採択されなかったから」とか。
ええっー?つてことが何回もありました。

そして、横内県政の時と後藤県政の方針が違うから仕方ないかもしれないのですか、
主要成果説明書や決算概要の記載方法が違っていて、前年度との比較が大変難しいのです。
事業は継続しているのに、後藤県政になったら決算資料に記載がない事業も多くて、どうなっているのか確認が必要。
事業成果説明書も部局ごとの記載ではなくて、バラバラに後藤県政の方針ごとにあるので、部局審査ではやっぱりバラバラの審査。
だからこそ、総括審査で、知事も出席して、横断的な審査が必要なのです。
でも総括審査も部局ごとに分割しての審査なのです。
総括審査っていえるのでしょうか。

さて、決算の総括審査にむけて、まずは意見書提出に向けて頭の中を整理したいと思います。







posted by こごし智子 at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月13日

決算委員会   知事は出席しないのです。

決算委員会が始まりました。
毎回毎回、決算委員になると思うのが、審議が低調ということです。

午前10時からはじめて、昨日は2時10分に終了してしまいました。
18人の委員のうち、質問者は半分いるかどうか。
低調な審議には理由があります。(と私は思っています)

山梨県議会の決算審査は二階立てです。
まず部局審査を一日に2つくらいの部局をわりあてて6日間おこないます。
ただいまこの部局審査中です。

この部局審査
「部局からの説明に対して確認する程度の質疑。総括審査とは重複しないように。総括的な意見は部局審査では行わない」と委員長からいつも言われるのです。
なので、「この数字を説明してください」「内訳を説明してください」という質問に限られて、
つい私は
「それはどうしてこの数字なのですか」と始めるとすぐ
「細かすぎるだろ。総括だろ」とヤジが飛ぶ。

決算ってのは、数字があっているかどうか(たしざん、引き算はあっています)よりも
なぜこの数字になったのか。この事業はどういう目的でどういう成果があり、今後どのように生かしていくのか。
評価と教訓と将来への見通しが決算審査だとおもうのです。

この部局審査ってのがどういう位置づけなのかが毎回毎回わからなくなる。
突っ込んで聞きたいことはいっぱいあるのに、制限付きの質問にイライラするのです。

そして、総括審査は部局審査のあと、意見書という形で発言通告がだされ、4日間にわたって「総括的審査」が行われる。
この総括審査に知事は出席しない。副知事も来ないのだ。

部局に分かれての4日間なので、部局を超えての横断的審査にもならない。
知事は決算で出された意見を来年度予算編成に生かそうという気持ちがあるのだろうか。
決算の討論は12月議会。そのころには新年度予算の方向が出されてるだろうに。
知事は決算総括審査に出席すべきです。

posted by こごし智子 at 08:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする