臨時議会、補正予算全会一致で可決しました。
共産党はコロナウイルス対策に全力です。
私の質疑は5分間。かなり絞り込んだ質疑となりました。
「医療崩壊、感染拡大させないために医療に思い切った予算を」という方向は山梨県と一致しているなあと思いました。
医療機関へのN95マスク5000枚、防護服10000枚を5月中に配布。
介護施設にも医療と同じように感染防止備品の配布を順次行うと答弁があり、ほっ。
介護は「密着」を避けられません。
痰吸引を必要としたり、人口呼吸器患者さんに訪問看護や訪問介護をしている介護事業所もあります。
「介護施設は布マスク」では感染不安があります。
医療用の感染防止備品が必須です。
ドライブスルー方式のPCR検査をもっと進めて検査件数をふやし、
検査結果が出るまでの時間を短くするために、
保健所の負担を減らすためにも、
従来の帰国者接触者相談センターを介さずに検査する体制に移行したらどうかと提案すると
「検討します」と答弁があり、ぜひ実施してほしいです。
帰国者接触者相談センター、すなわち保健所は、もう電話が鳴りっぱなし。
受診の相談だけでなく、濃厚接触者を選定したり、連絡したり、消毒の指導、PCR検査の検体を検査センターまで搬送したり。
コロナウイルスだけでなく、通常業務もあるのですから、もう限界です。
そして、市中感染が広がっている現在は「クラスター感染」で感染経路を追いかけている段階でなく、検査件数をふやして、早期発見
早期隔離の方向に転換する段階だと思うからです。
PCR装置をさらに増やす予算が計上されています。
検査結果が出るまで数時間かかっています。
検査件数が増えれば、判明するまでさらに時間がかかり、10時間かかったこともあるそうです。
東京では検査を受けるにも日数がかかり、検査しても結果が判明するにもまた日数がかかっています。
山梨県では、比較的早く検査ででき、検査結果判明も早い方ですが、
感染拡大させないために、検査をふやすことと、スピードアップが決めてです。
検体の搬送をしなくてもすむように
感染させないために
ドライブスルー方式で、
さらにPCR検査をその場で検査できるセンターを
地域配置も検討してさらに増やしてほしいです。
感染受け入れのためにベットを確保した減収補てんは、
感染確定患者の受け入れだけでなく、
感染しているかどうかわからない場合に受け入れる疑似症者受け入れにも適用すると答弁があり、安心しました。
発熱している患者さんも一般病院に受診に来ます。
救急車でもきます。
発熱しているとコロナ感染を疑うことが多いそうです。。
でも検査結果の判明には数時間かかる。
救急車や、なかにはすぐ治療しなければならない場合もある。
こうした時、4人部屋を個室にして、感染防護をして治療、看護にあたらねばならないのです。
ベットを確保のために減収となるのです。
もし、感染不安から、受診を断るようなことになったら、それこそ医療崩壊になります。
今回の答弁はとても大事だと思います。
一方、医療機関や介護施設の減収への補助はありませんでした。
感染不安から受診患者が減り、介護事業所も利用者減で経営そのものがひっ迫しています。
医療崩壊、介護崩壊につながってしまいます。
外出自粛や、休業要請で、直接、間接に売り上げ減少している事業所に支援をと質問しましたが
「持続化給付金で」との答弁。
持続化給付金は売り上げが5割減少。法人でも200万円。とてもこれじゃ足りません。
国が補償するのが筋ではありますが、山梨県でもなんらかの「支援金」「協力金」「応援金」を出そうという姿勢をだしてほしいです。
今後、国の補正予算から自治体に臨時交付金がきます。
この交付金も使って、さらに医療体制の確保や自粛に伴う補償を行うよう山梨県に要請していきたいと思います。